蘇芳
日本の配色事典

蘇芳 (すおう)
Suo


HEX #95494C
RGB RGB(149, 73, 76)
HSL HSL(358, 34%, 44%)
色合い くすんだ赤
マンセル値 4R 4/7
CMYK CMYK(0, 51, 49, 42)
PCCS記号 dl-R

蘇芳は、JIS色彩規格に規定されている慣用色名のひとつで、くすんだ赤と定義されています。

蘇芳は、マメ科の植物である蘇芳(スオウ)の芯材で染めた、くすんだ赤色です。蘇芳染めは飛鳥時代に中国から伝えられましたが、平安時代においてもとても貴重な染料であり、「黄櫨染」や「深蘇芳」などの禁色に用いられました。江戸時代になると蘇芳は安価で身近な染料になり、高価であった紫根の代わりに蘇芳で染めた紫色、「似せ紫」が大流行しました。

日本の伝統色 (JIS慣用色名編)

日本では古くから様々な色が使われおり、その色のイメージや染め方から特徴的な呼び方がされてきました。 色名の定義は様々ありますが、国際的な定義のひとつがJIS慣用色名です。


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参照元 日本産業規格『JIS Z 8102:2001 物体色の色名』