コチニールレッド
日本の配色事典

コチニールレッド
Cochineal Red


HEX #AF2C55
RGB RGB(175, 44, 85)
HSL HSL(341, 60%, 43%)
色合い あざやかな紫みの赤
マンセル値 10RP 4/12
CMYK CMYK(0, 75, 51, 31)
PCCS記号 vv-pR

コチニールレッドは、JIS色彩規格に規定されている慣用色名のひとつで、あざやかな紫みの赤と定義されています。

サボテンなどに寄生するコチニールカイガラムシを原料とした濃い赤色の顔料に由来します。コチニールは中世から重宝されており、現代でも顔料や食用の着色料として広く使用されています。カーマインとよばれる場合もあります。

昔から南米で多く養殖されており、古くはインカ帝国や、マヤ、アステカなどでも染料とするために養殖されていたという記録があります。コチニール色素と呼ばれる赤い色素を体内に多く含んでおり、お湯などに溶かしだすことで染料として利用されてきました。

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日本の伝統色 (JIS慣用色名編)

日本では古くから様々な色が使われおり、その色のイメージや染め方から特徴的な呼び方がされてきました。 色名の定義は様々ありますが、国際的な定義のひとつがJIS慣用色名です。


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参照元 日本産業規格『JIS Z 8102:2001 物体色の色名』